顕微分光顕微鏡
MMSM-UV-NIR

顕微分光顕微鏡
 
本ユニットは、顕微鏡観察と顕微分光測定を組み合わせた顕微分光顕微鏡として機能し、微小領域の発光スペクトルを高精度に測定するための光学ユニットです。高倍率の顕微鏡下でサンプル表面を観察しながら、観察視野内の任意の微小スポットに対して正確に位置合わせを行い、その局所領域から得られる発光、蛍光、またはフォトルミネッセンス(PL)のスペクトルを効率的に取得することができます。対物レンズを通じて集光された微弱光は光ファイバや分光器に導かれ、高い空間分解能で高感度なスペクトル解析を実現します。微小構造物の光学特性評価、材料の均質性解析、欠陥部位の発光挙動の特定など、さまざまな研究・開発用途に対応可能であり、紫外域から可視・近赤外域に至る広い波長範囲での測定にも対応します。対応波長範囲は、@ 266nm〜620nm、A 355nm〜1064nm、B 400nm〜2000nm の3種類をラインアップしており、測定対象に応じた最適な構成を選択可能です。紫外顕微鏡や近赤外顕微鏡としても使用でき、光学特性の空間分布評価に最適な装置です。

■仕様

波長範囲 @ 266nm〜620nm
A 355nm〜1064nm
B 400nm〜2000nm
※ 波長範囲は、使用する対物レンズの使用波長範囲に制限されます。
対物レンズ用マニュアルレボルバ 対物レンズ切替え個数:4ケ穴
対応対物レンズねじ径:φ26×0.706(36山/インチ)
光入出力ポート 1ポート
CCDカメラポート 1ポート、Cマウント
照明 同軸落射照明(265nm〜1650nmの範囲内で御打ち合わせ)

■顕微像とスペクトル測定データ

顕微像とスペクトル測定データ
※本仕様および外観は改善のため予告無く変更することがあります。