反射光学系型光収集光学ユニット
MLCOA-W200-700-PM-F203.2-1F-SMA

反射光学系型光収集光学ユニット MLCOA-W200-700-PM-F203.2-1F-SMA
 
フォトルミネッセンス等の微弱発光を効率よく光ファイバに入射させるための光収集光学ユニットです。励起光カットフィルターを着脱することが可能です。発光点と測定点の位置をアライメントするためのXYZ軸ステージを備えています。反射光学系を採用しているため、色収差が発生せず、深紫外から可視域まで幅広い波長範囲の分光計測に最適です。

■仕様

波長範囲 200nm〜1000nm
光収集放物面鏡 コーティング:DUV域強化アルミニウムコーティング
直径:25.4mm 焦点距離:203.2mm
装着可能フィルタサイズ 直径25.4mm 厚さ8mm以下 1枚
着脱可能構造
光コネクタ SMA光コネクタ
光軸高さ 160mm
測定点アライメント用XYZ軸ステージ 移動量:XY軸±6.5mm Z軸±3mm
送り位置:センター
固定方法 マグネットベースによる

■DUV域強化アルミニウムコーティングの反射率

DUV域強化アルミニウムコーティングの反射率
※保証値ではございません。

※本仕様および外観は改善のため予告無く変更することがあります。

■原理

発光スペクトルを測定する際に、光ファイバの先端を発光点に直接向けてファイバ分光器で測定を行う場合、光ファイバに入射するのはコア径に対応する限られた面積からの光のみとなり、広い発光角にわたる光の多くは取りこぼされます。しかし、レンズや放物面ミラーなどの集光光学系を使用することで、発光点から広い角度で放射された光を効率よく集め、光ファイバのコアに集光することが可能となり、より多くの光を分光器に入射できます。以下は、レンズを使用したシンプルな原理図です。上図は、光学ユニット無しの場合です。下図は、発光した光を効率よく光ファイバに入射するために単レンズを使用した場合です。
原理図