顕微イメージ分光計測装置
model:MISM-05

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光学顕微鏡に取付けて顕微分光測定及びイメージ分光測定を行うことができます。

■特徴

  • 顕微領域スポット1μmの顕微分光計測を実現
  • 顕微イメージ分光においてスペクトル分光、透過率、吸光度、反射率の測定が可能
  • 波長分解能1nmのイメージ(画像)分光計測が可能

■測定原理

測定資料は、対物レンズと結晶レンズにより拡大した像を結像します。その像を光学的に約50μmの大きさの画像に分解し、スキャンします。その1画素の光は、分光器(回折格子)により、任意の波長のみ選択されて光検出器で測定されます。独自のコントローラーにより、光学スキャンを制御するとともに、光検出器の信号処理を行い、最終的には、解析装置により、イメージ分光像を観察します。また、イメージ分光像の任意のポイントの顕微分光測定も可能です。

Fig.1の3D像は、顕微鏡用ロンキールーリング解像力図票です。空間周波数は、600本/mmで線幅は、約0.8μmです。このデータから本測定装置が高い画像分解能を有していると考えます。
解析装置には、顕微分光測定及びイメージ分光測定において、
1.スペクトル分光測定、
2.透過率測定、
3.吸光度測定、
4.反射率測定、の機能があります。

液晶ディスプレイのカラーフィルターの480nmのモノクロ画像がFig.2です。
光強度をZ軸にした3D画像は、Fig..3です。Fig.4のようにモノクロ画像において任意のポイントを選択して、その顕微ポイントのスペクトル分析(Fig.5を参照)も可能です。

     
Fig.2   Fig.3   Fig.4   Fig.5

■システム構成

■仕様

測定波長範囲 350nm〜700nm
測定波長分解能 1nm ※1
画像分解能 1μm ※2
受光面サイズ 15mm×15mm
受光素子サイズ 10μm or 50μm
分光器焦点距離 100mm
光検出素子 光電子増倍管
フォントンカウントパルス分解能 10nsec
ゲート時間 50μ〜60sec

※1 測定波長分解能は測定光量に依存します。
※2 画像分解能は、接続する顕微鏡の分解能に依存します。